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樹木希林さんの「死」に見るアースフルネス

本日もお越しいただき
ありがとうございます






女優の樹木希林さんが
逝ってしまいました
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出典:takupath.net





ぼくにとって
希林さんは
一生
会うことがないだろう
遠い存在でありながら
母親でもあるかのように
とても身近にも
感じれるような
透明感を感じる
不思議な存在感の
女優さんでした




全身に
がんが
転移していることを
2013年に
宣告されたというときも
希林さんなら
がんをも飼いならして
共生しちゃうんじゃないか
なんていう
どこか超人的な
イメージを
持っていたし

今年
鑑賞させていただいた
是枝裕和監督作
「万引き家族」
でも
そのイメージは
顕在でした




そして
このイメージは
半分は間違いで
半分は正解だったんですね




2004年に
乳がんを発症させて
以降
体内の
あちこちに巣食う
がんと向きあい
生きることを
余儀なくされてきた
希林さんは
2009年に
こんな発言を
されていたそうです




「がんはありがたい病気よ。
周囲の相手が
自分と真剣に向き合ってくれますから。
ひょっとしたら、
この人は来年はいないかもしれないと思ったら、
その人との時間は
大事でしょう。
そういう意味で、
がんは面白いんですよね」


その後
こんな話もされています

「私の場合、
体に広がる全身がん。
でもがんに感謝。
経験してなければ
ろくに『死』にも向き合わず、
内田(裕也)さんのことも
ちゃんと理解しようと思わなかった」





まさしく
これです

これこそが
アースフルネスの
真髄的ビジョンです




この世界が
ネガティブ
ポジティブへと
転回されることが
起きうる世界だということは


へと
転回されることが
起きうる世界でもあることを
意味します




こういった
逆説的転回が
サプライズ的に
起こるとき
この世界は常に
ドラマチックなんですね




「そこそこの
死の実感」は
やはり
「そこそこの
生の実感」しか
もたらしませんが




「真に迫った
死の実感」は
「真に迫った
生の実感」を
誰しもに
もたらしうるし
その人の
人生観を
いっぺんさせる
豊かさの伸びしろが
秘められています




希林さんは
身をもって
そのことを
ぼくに
再確認させて
くださいました





希林さんが
身をもって
見い出した
豊かな視点が
希林さん亡きあとの
これからの世界に
結実していきますように





今日も
ありがとうございました



9月17日
TBSラジオ『アフター6ジャンクション』にて
プロ書評家で
プロインタビュアーでもある
吉田豪さんが
希林さんにインタビューした際の
お話が
最高に痛快です
お時間ある方は
ラジオクラウドでどうぞ↓(ユーザー登録が必要です)

アフター6ジャンクション - TBSラジオクラウド





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  「2」の世界(天秤世界&父性世界)についての解説
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