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「昆虫」にこころはあるのか? 「昆虫写真家」栗林慧さんに見るアースフルネス

本日もお越しいただき
ありがとうございます


8月27日放送の
NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」を見ました

密着取材の相手は
79歳の昆虫少年こと
昆虫写真家
栗林慧さんです
img_2_convert_20180902121415.jpg
出典:blog.reira-sports.com

ぼくと同じ
チョッパー乗り(しかも三輪)で
昆虫好き
ということで
それだけでもう
強烈なシンパシーを
感じざるをえないのですが





人生の岐路において
いつも自分を救ってくれたものは
「昆虫」だった

そう語る栗林さんの
昆虫写真を
ぼくはテレビで初めて
拝見したのですが
もう
すっかり魅了されましたね




昆虫たちが
まるで何かをこちらに
訴えかけているような
生き生きとした
姿と
自然との融和に
思わず見入ってしまう
力強くも
どこかあたたかい
昆虫たちが
愛おしくなる写真ばかりです

001_convert_20180902150025.jpg
出典:www.iepa.jp

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出典:blog.penguin-aqua.jp


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出典:ambition-photogallery.com





栗林さんは
写真家としての
スランプのとき

女王アリ
産み落とした
ひとつひとつの卵を
ていねいに
慈しむように
舐めて掃除し
カビが生えないようにする
その様子を見て

生まれたばかりの
子牛
の全身を
母牛
慈しむように
舐めてやる様子と
リンクし
自分が伝えるべきは
こういう写真だという
使命を直感し
復活を遂げたと
そう語ります




昆虫にも
「母性」があり
こころがある
としか
思えないと
栗林さんは
感じているわけです




見る人によっては
気持ちわるいだけの
単なる「虫けら」でしかない
昆虫たちですが

栗林さんにとって
昆虫は
「古い友人」だと
そう言うんですね




つまり
「虫けら」と見る人にとって
昆虫は
こころを持たない
存在
となり

栗林さんにとって
昆虫は
こころを宿した
存在
ということに
なるのですが



いったい
どちらが
正しいことを
述べているのでしょうか




このことは
アースフルに
ズームアウトして
読み解くなら
「どちらも正しい」
言うことができるし
「どちらも正しくない」とも
言うこともできます




なぜなら
初投稿記事
「アースフルネス」とは? 前編
でぼくが書いたとおり




どんなに科学が
進歩しようとも
マインドフルネスの
極のビジョンで
あるがままの限界点を
フォーカスできたとしても

ぼくら人間が
虫の体に入れ替わって
虫として生きることはできないし
昆虫も昆虫で
ぼくら人間の体に
入れ替わって
人間として生きることは
できない以上




昆虫のこころは
昆虫の中にあるのではなく
いつだって
「昆虫にもこころはあると
信じるその人の中にだけ
昆虫のこころは
存在することになる」

というわけです




でもぼくは
それでいいじゃない!って
思うんです

こころはあるよって
見た方が
楽しく生きれる人は
そうしない理由は
ほかにありません





そのことによって
栗林さんのように
昆虫に対して
優しくなれるなら
自然に対して
優しくなれるなら

ひいては──
人に対しても
優しくなれるなら
それに勝るものなんて
どこにもないはず




今日も
ありがとうございました





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フトアゴヒゲトカゲ(たまきちゃん)
ヒョウモントカゲモドキ(しびっと)

そんな昆虫たち(生餌)の
恩恵を授かって
こいつらは生きてます






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コメント

ひまわりさん

こんにちは。
いつもありがとうございます。

核心に迫るコメントありがとうございます。
ほんと、同じ虫なのに個性がありますよね♪
ぼくも過去にカブトムシを複数管理していたとき、同じことを思いました。
物に対しても、同様です。

物にもこころがあり、この世は自分の心の投影であると感じるのは、かなり抽象度が高い(ズームアウトされた)視点で物事の本質をとらえている証拠だと思います。

そこからさらに抽象度が突き抜けた先には、今まで見てきた世界が反転するような、そんな世界が待ち受けています。
それがいいかわるいかは別として。


>「(私)自身が何を想い、どう行動するのか?」

まるで他人のようにご自身を見ていらっしゃいますね。
こんなところに、ひまわりさんが見ているビジョンの高度を感じます。

おはようございます。

私は物でさえ心が宿ると思っているので、生き物である昆虫には当然心があると思っています。

ウチも虫が多い環境なのでいろいろ観察しますが、同じ虫でも個性がきちんとあります。

そんなのを観ているとちっとも人間と変わりない。( *´艸`)



この世の仕組みの中で私の最も関心のあることは「(私)自身が何を想い、どう行動するのか?」です。それが生まれてきた意味でもあると思っています。

なのでおっしゃる通り昆虫を「慈しむ人」も「虫けらと思う人」もさまざまだと思います。それがその人の今の段階なのだと思います。

いろいろな意味で、「この世は自分の心の投影である」ともいえるでしょう。
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 友資

このブログの筆者: 友資


初めて訪問された方は、
  vol.1「アースフルネス」ってなに?前編の動画を見ていただくか、


初投稿記事
  「アースフルネス」とは?前編
をクリックいただけましたら幸いです。

以下の
アースフルネス「7」ビジョンについての解説は、
哲学やスピリチュアルに馴染のない方は
難しく感じるかもしれません。
それぞれの世界の動画解説もあるので
まずは動画をみていただくことを
お勧めします。

  「2」の世界(天秤世界&父性世界)についての解説
  「1」の世界(縁起世界&母性世界への扉)についての解説 前編  後編
  「0」の世界(悟り世界&母性世界)についての解説 前編  後編

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