2019/01/19
映画「クリード2 炎の宿敵」&「クリード チャンプを継ぐ男」に見る豊かな人生
昨夜は
話題の映画
「クリード2 炎の宿敵」を
見て参りました

前作の
新時代ロッキーの幕開けとなった
ライアン・クーグラー監督作
「クリード チャンプを継ぐ男」が
あまりに素晴らしかったし
今回は監督が違うし
前ロッキーシリーズ
「ロッキー4 炎の友情」からの
因縁の対決という
旧シリーズファン向けの
スピンオフサービス的な雰囲気もあって
前作クリードの良さを
台無しにしない程度に
いい映画だったらうれしいな
といったくらいの期待値でしたが──
授かり受けた
この人生を
肉体と精神を
ちゃんと生きよう
そんなふうに
思わせてくれるような
そして
一人一人の登場人物が
いまそこにある立ち位置から
足掻きながら
成長していく様を
丁寧に映画ききった
大傑作だと思いました
スタローンは
語る台詞のすべてが
詩のようにしか聴こえず
老境においてなお
無二の存在感を
確立しましたね
スポ根映画の
外せない醍醐味である
特訓シーンや
最新のブラックミュージックもまた
ひたすらにクールでした
全6部作の
初代ロッキーシリーズは
6作目にあたる
「ロッキー・ザ・ファイナル」でもって
完結したのですが
人智や理屈を超えた
運命のいたずらが
7作目
「クリード チャンプを継ぐ男」を
生み出したお話を
ちょっとしてみたいと思います
幼くして母を喪い
児童養護施設では
暴力沙汰を起こしてばかりという
荒れた日々を送っていた
アドニス・ジョンソンを
引き取ったのが
メアリー・アン・クリードでした
実はこの
メアリー・アン・クリードは
アドニスの父の本妻
そしてアドニスの父は
ロッキー1、2作目において
シルヴェスター・スタローン演じる
ロッキー・バルボアと
伝説の闘いを交えた
今は亡き
元世界チャンピオンの
アポロ・クリードでした
愛人の息子でありながら
アポロの忘れ形見として
実の息子のように
愛を受けながら育ち
金銭的にも不自由がない
一見すれば
裕福かつ
恵まれすぎたその環境は
一流投資銀行での
若くしての昇進という
「勝ち組」「エリート」
世間的にはそう呼ばれる道へと
アドニスを
辿らせてゆきましたが──
サン=テグジュペリ原作の
「星の王子さま」が
「大切なものは
目には見えない」
と
そう言ったように
目には見えるものが
完璧なまでに
満たされているにもかかわらず
誤魔化すことのできない
欠乏感や
虚無感の
容赦なき浮き彫りに
もんもんとした日々を
アドニスは送っていました
YouTubeにさえ
アクセスすれば
いつでも会いに行ける
父アポロの背中を追うように
会社を退職し
母の反対も押し切り
ボクシングに生きることを
決意するものの
いわくつきの存在である
アドニスは
父アポロのジムにさえ
コーチしてもらうことを
断られてしまいます
そんなある日
アドニスが閃いたのが
父との一時代を築いた
伝説のボクサー
ロッキー・バルボアに
ボクシングの教えを乞うこと
こうして物語は
大きく
動き始めていくのですが
そもそもの
映画の成り立ちを
追ってゆくと
映画の中身を超えた
現実世界における
必然的ドラマが
見えて来ることになるんですね
ロッキーシリーズの
大ファンである父親に
多大な影響を受け
「仮にもし
アポロに隠し子がいたら?」
という発想を思いついたのが
本格的な長編映画は
一本も撮ったことのない
駆け出しの映画監督
ライアン・クーグラーでした
自主映画であり
のちに処女作となる
「フルートベール駅」の
その撮影にあたって
知りあうことになった
映画関係者に
なんともなしに
そんなアイデアを話してみたところ
その関係者が
シルヴェスター・スタローンとの
繋がりがあることが発覚し──
2012年7月
急遽
スタローンに呼び出された
ライアン・クーグラーは
どうにかこうにか
飛行機代をかき集め
オークランドから
ハリウッドまで
スタローンに
会いに行ったそうです
スタローンからは
しばらく
何の音沙汰もなく
流れてしまったかに見えた
ライアン・クーグラーのアイデアは
「お前の言ってた映画をやろう」という
スタローンからの一報で
実現する動きとなっていきます
しかも
スタローンが
監督・脚本をするのではなく
ライアンクーグラーが
監督・脚本を任される形です
すっかり
映画界において
過去の人になりつつあった
スタローンが
経験が少ない
27歳の青年に
すべてを賭けることを決めた
その理由を
探っていくと
この比類なき
チャンスの流れが
実は
ロッキー1
そのものであり
スタローンの実人生
そのものであることが
見えて来るんですね
29歳のスタローンは
まったく売れない
無名の俳優でしたが
有名プロデューサーと
接することができる
千載一遇のチャンスに
自らを主演として
構想を練った
ロッキー1のシナリオを
そのプロデューサーに手渡し
作品は誕生し
アカデミー作品賞を受賞し
世界へ羽ばたくことになった
ロッキーシリーズ
そして
ライアン・クーグラーと
出会うことになった
2012年7月とは
スタローンの実の息子
セイジ・スタローンが
心臓発作により
逝去した月でもありました
スタローンの
その背中を追うように
映画監督の道を
志していた
セイジ・スタローン
このタイミングの中で
ライアン・クーグラーの
アイデアを耳にした
シンクロニシティは
スタローン自身が
きっと
誰よりも一番
驚いたにちがいありませんし
この世の
人智や理屈を超えた
奇跡的なドラマに
比類なき畏れと
救いのようなものすらをも
スタローンは
感じていたかもしれません
こうして
スタローン(ロッキー)と
ライアン・クーグラー(アドニス)による
映画と現実の交錯は
「クリード チャンプを継ぐ男」に
結実し
そして
「クリード2 炎の宿敵」へと
繋がりました
スタローンほどに
サプライズに満ちた人生は
そうそうあるものではありませんが
いつだって
「0」の世界は
いまかいまかと
みなさんに
サプライズを仕掛けるタイミングを
見計らっています
みなさんの予想や
みなさんの人生設計は
いい意味でも
わるい意味でも
必ずや裏切られます
なにを隠そう
「0」の世界は
みなさんの頭の中は
すべてお見通し
自分の頭で
予測できること
考えられることが
そのまんま起きたところで
そんなものが
サプライズになるはずもなく
学びや発見になるはずもなく
この世界(「2」の世界)は
いつだって
先がわからなくてなんぼ
驚かされてなんぼ
だからこその
豊かな世界です
「映画」から読み解く
アースフルネスのコーナーでした
今日も
ありがとうございました

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ブログではなかなかお話できないことや
脳科学や微生物学からひも解く
アースフルネスや精神世界のお話
社会をアースフルネスに読み解くお話や
ぼく独自の健康法や体験談
その他にも
手探り手探りで
人生を豊かにしうる
思いつく限りのあらゆるトピックに
踏み込んだコンテンツを
設けていきます
くだらない質問でも
切実な悩みでも
単なる報告でも
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足掻きながら
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荒れた日々を送っていた
アドニス・ジョンソンを
引き取ったのが
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そしてアドニスの父は
ロッキー1、2作目において
シルヴェスター・スタローン演じる
ロッキー・バルボアと
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今は亡き
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アポロ・クリードでした
愛人の息子でありながら
アポロの忘れ形見として
実の息子のように
愛を受けながら育ち
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一見すれば
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「大切なものは
目には見えない」
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目には見えるものが
完璧なまでに
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父との一時代を築いた
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ボクシングの教えを乞うこと
こうして物語は
大きく
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そもそもの
映画の成り立ちを
追ってゆくと
映画の中身を超えた
現実世界における
必然的ドラマが
見えて来ることになるんですね
ロッキーシリーズの
大ファンである父親に
多大な影響を受け
「仮にもし
アポロに隠し子がいたら?」
という発想を思いついたのが
本格的な長編映画は
一本も撮ったことのない
駆け出しの映画監督
ライアン・クーグラーでした
自主映画であり
のちに処女作となる
「フルートベール駅」の
その撮影にあたって
知りあうことになった
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なんともなしに
そんなアイデアを話してみたところ
その関係者が
シルヴェスター・スタローンとの
繋がりがあることが発覚し──
2012年7月
急遽
スタローンに呼び出された
ライアン・クーグラーは
どうにかこうにか
飛行機代をかき集め
オークランドから
ハリウッドまで
スタローンに
会いに行ったそうです
スタローンからは
しばらく
何の音沙汰もなく
流れてしまったかに見えた
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実現する動きとなっていきます
しかも
スタローンが
監督・脚本をするのではなく
ライアンクーグラーが
監督・脚本を任される形です
すっかり
映画界において
過去の人になりつつあった
スタローンが
経験が少ない
27歳の青年に
すべてを賭けることを決めた
その理由を
探っていくと
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チャンスの流れが
実は
ロッキー1
そのものであり
スタローンの実人生
そのものであることが
見えて来るんですね
29歳のスタローンは
まったく売れない
無名の俳優でしたが
有名プロデューサーと
接することができる
千載一遇のチャンスに
自らを主演として
構想を練った
ロッキー1のシナリオを
そのプロデューサーに手渡し
作品は誕生し
アカデミー作品賞を受賞し
世界へ羽ばたくことになった
ロッキーシリーズ
そして
ライアン・クーグラーと
出会うことになった
2012年7月とは
スタローンの実の息子
セイジ・スタローンが
心臓発作により
逝去した月でもありました
スタローンの
その背中を追うように
映画監督の道を
志していた
セイジ・スタローン
このタイミングの中で
ライアン・クーグラーの
アイデアを耳にした
シンクロニシティは
スタローン自身が
きっと
誰よりも一番
驚いたにちがいありませんし
この世の
人智や理屈を超えた
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比類なき畏れと
救いのようなものすらをも
スタローンは
感じていたかもしれません
こうして
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結実し
そして
「クリード2 炎の宿敵」へと
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いつだって
「0」の世界は
いまかいまかと
みなさんに
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いい意味でも
わるい意味でも
必ずや裏切られます
なにを隠そう
「0」の世界は
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すべてお見通し
自分の頭で
予測できること
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そのまんま起きたところで
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サプライズになるはずもなく
学びや発見になるはずもなく
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