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「私は行為者ではない」歌舞伎俳優・市川海老蔵

本日もお越しいただき
ありがとうございます




10月29日放送の
NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」
見たのですが
まさかの
昨日の記事
ロックバンド「RADWIMPS」に見る
「人間賛歌」と「諸法無我」とアースフルネス
との
シンクロがあり
自分でも
「そう来たか」と
少しだけ驚いております




密着取材の相手は
歌舞伎俳優の
市川海老蔵さんです

勝ち気で
センセーショナルな印象の
世間的なイメージとは
まったく違う

繊細
かつ
孤独で
成熟された精神性が
垣間見れる
そんな
一時間でした
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出典:mj-hall.jp





ぼくにとって
海老蔵さんで
思い出されるのが
数々の女性と
浮き名を流していた
10年以上前の頃の
海老蔵さんです




その頃のぼくは
映画俳優になるべく
養成学校や
ワークショップに
足を運んだり
たくさんの
エキストラの仕事を
こなしていましたが




その頃のぼくが
大ファンだったのが
元グラビアアイドルで
女優でもあり
現在は
一児の母でもある
佐藤江梨子(通称サトエリ)さんでした
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出典:www.knockoutinc.net





新世紀エヴァンゲリオンの
庵野秀明監督

メガホンをとり
佐藤さんが
主役を演じた
映画「キューティーハニー」
舞台挨拶にまで
駆け付けたものです




そんな佐藤さんと
いつだったか
TVドラマのお仕事で
ご一緒することになり
パーティーシーンの
撮影で
大きなテーブルには
豪華な料理が
所狭しと
並べられていたのですが




佐藤さんが
ひとりたたずむ
エキストラのぼくのほうに
歩み寄ってきた
次の瞬間
「美味しそうですね
こっそり
食べちゃいましょっか」


いたずらっぽく
笑ってくださったんですね




当時は
まさに
天にも
舞い上がりかねない
心境でした笑




そして
疑似恋愛気分のまま
眠りについたぼくを
次の日の朝
待ち受けていた
ニュース速報が
海老蔵さんとの
まさかの
交際スキャンダル

だったのです




ハンカチを
噛む
とは
まさに
あのときのことですね笑




あれから
現在に至るまで
海老蔵さんには
ぼくが語るまでもなく
数々の順境と
数々の試練
とが
待ち受けていました




おそらく
それらは
海老蔵さんを
精神性の深みへと
いざなう
筆舌しがたい
体験だったに
ちがいありません




家族の宿命や
歌舞伎の歴史や
世間の注目や
身勝手なゴシップを
一身に背負ってきた

そんな
人間だからこそ
語りえるような
深い視座を
ぼくは
番組中の
海老蔵さんの
次の言葉に
垣間見ました




「残すのであるならば
名誉的なものでもなく
建物を残すとか
何か事業を
成し遂げたとか
そういうことではなくて
人を残すということが
一番重要なことだと
思いますね」





この言葉には
物質的な価値を
意味しないことは
もとより
跡継ぎである
5歳の長男、勸玄くんに
持てるすべてを
伝授するという
それ以上の
広くて深い
豊かな視座

垣間見えます



続けて
海老蔵さんは
こう言います




「今
私がやっていることは
私がやっている
かのようですが
父や
先祖たちが
行った行為が
そのまま私に
なっているんだと
思うんですね」




この言葉には
「1」の世界
片鱗が
秘められています




私が行為していることは
私が行為している
かのように見えて
実は違う
行為はあっても
行為者は
私ではない





これは
昨日の記事で
ご紹介した
RADWIMPSの名曲
「やどかり」
同様

「縁起」の
三つの骨子

ぼくが考える
三法印(仏教用語)
そのひとつ
「諸法無我(しょほうむが)」の世界観
そのものです




海老蔵さんもまた
数日前の記事
「授かりもの」だけしかない世界だよ
授かりものの
因果の中で
自らの行為が
起こされている
ことを
人知れぬ
深みと
重圧の中で
見い出したのかもしれませんね




今日も
ありがとうございました





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コメント

風子さん

俳優志望だった頃は、身の程知らずといいますか、
身震いするほどに自分というものが見えてなかったですね。
根拠のない自信だけで生きてるような人間でした笑

海老蔵さんとぼくは同い年で、
ある意味では海老蔵さんも、若かりし頃は根拠のない自信のようなもので溢れていた方だったと思うのですが、
やはりあらゆる経験が人を変えて行きますね。
逆境にあるとき人は、ときに死にたくなるくらいに苦しい思いをするのですが、
順境だけで今の海老蔵さんが形成されていたことはなかったと思うと、
「2」の世界のシステムの妙を再認識します。

名刀の鍛錬

>その頃のぼくは映画俳優になるべく
養成学校やワークショップに足を運んだり…

(*′☉.̫☉)えぇっ~!ビックリ。
俳優志望とは……。

海老蔵さんについては、荒んだ生活をしていた時代から注目していました。
あの『目』……眼力のスペシャルなパワーを感じていて。

変わりましたねぇ。
『徹底的に抗った』ことが、
振り子運動を促進したかのように……。
小林麻央さんの愛が、海老蔵さんの
“道しるべ”になったような気がします。
守りたい……心から愛する者の存在は、
それだけで偉大ですよね。

>人を残すということが一番重要なことだと

この世界では、それ以上に大切なことってないでしょうね。
彼は人間国宝の域まで進化すると思います。
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  「0」の世界(悟り世界&母性世界)についての解説 前編  後編

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