2018/10/09
「信じる力」は使用上の注意をよく読み、用法・容量を守って正しくお使いください 前編
めったに撮影できない
インドホシガメ(ひじき)
フトアゴヒゲトカゲ(たまき)
ヒョウモントカゲモドキ(しびっと)
の三匹がそろって
スポットランプ(太陽光の代わりをするランプ)
の下で
日向ぼっこしてる画像です

おそらく
爬虫類にくわしい方の
ほとんどは
この光景に
一瞬戸惑うかと思われます
なぜなら
真ん中の
ヒョウモントカゲモドキは
夜行性なので
通常は太陽光で
体を温めたりすることは
考えられないことで
野生のヒョウモントカゲモドキも
夜行性の習性を
持っています
加えて
インドホシガメは
高めの湿度を
好むのに対し
フトアゴヒゲトカゲは
乾燥気味の環境を
好みます
なので
爬虫類飼育の常識として
この三匹が
一緒のケージで
暮らすということは
考えられないことで
爬虫類専門の
有名ペットショップで
この三匹を
一緒に飼ってみたいと
相談したときは
「これだから素人は…」
といった調子で
失笑されたものです
個体差も
あるかと思いますが
三匹が
傷つけあうことなく
仲良く暮らして
もう半年ほどが経ち
(もちろん
三匹が暮らせるような
工夫もほどこしてます)
ヒョウモントカゲモドキも
昼間に起きて
太陽光で体を
あたためることもある
という
知られざる真実が
こんなところにあります
教科書に
書いてあることや
マニュアルのすべて
経験豊富な
熟達者が
必ずしも
正しいとは
限らない
こんなときに
思い出されるのが
「いろんな教義を
語る人がいるので
どれを信じればいいのか
わからない」
(現状の日本と
まったく一緒の状況ですね)
と困惑する
カーラーマの人々に
ブッダ(釈迦)が
説いたとされる
「カーラーマ経」と呼ばれる
10箇条の教えです
聞いたからとて信じることなかれ
語り継がれたこととて信じることなかれ
人々が噂をしていたからとて信じることなかれ
教本に引用されていたとて信じることなかれ
論理だけで信じることなかれ
推論だけで信じることなかれ
様相だけで信じることなかれ
自分の見方に一致するからとて信じることなかれ
説者が堪能とて信じることなかれ
師なりとて信じることなかれ
みなさん
最後に
おどろくべき文言が
記されていることに
お気づきでしょうか
そうなのです
ブッダは
「仏教」という
信仰組織の
トップに立ちながら
「わたし(ブッダ)のことさえも
信じてはいけない」
と
そう語っているのです
「信じること」を基軸として
成り立っている
宗教組織にありながら
そんなことを語る
宗教家が
かつて他にいたでしょうか
ぼくが
ブッダという
実在したのかも
定かでない人物に
ある種の信頼を
置けるようになった
きっかけの
決定的な理由のひとつに
このカーラーマ経があります
カーラーマ経において
徹底的なまでに
信じることの
有害な側面を
説いた
ブッダですが
では
果たして
すべての「信じる」は
否定されるべきもので
自らの
思念や観念から
完全に
駆逐されるべきもの
なのでしょうか?
明日は
その辺について
踏み込んでいきたいと思います
今日も
ありがとうございました

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フトアゴヒゲトカゲ(たまき)
ヒョウモントカゲモドキ(しびっと)
の三匹がそろって
スポットランプ(太陽光の代わりをするランプ)
の下で
日向ぼっこしてる画像です

おそらく
爬虫類にくわしい方の
ほとんどは
この光景に
一瞬戸惑うかと思われます
なぜなら
真ん中の
ヒョウモントカゲモドキは
夜行性なので
通常は太陽光で
体を温めたりすることは
考えられないことで
野生のヒョウモントカゲモドキも
夜行性の習性を
持っています
加えて
インドホシガメは
高めの湿度を
好むのに対し
フトアゴヒゲトカゲは
乾燥気味の環境を
好みます
なので
爬虫類飼育の常識として
この三匹が
一緒のケージで
暮らすということは
考えられないことで
爬虫類専門の
有名ペットショップで
この三匹を
一緒に飼ってみたいと
相談したときは
「これだから素人は…」
といった調子で
失笑されたものです
個体差も
あるかと思いますが
三匹が
傷つけあうことなく
仲良く暮らして
もう半年ほどが経ち
(もちろん
三匹が暮らせるような
工夫もほどこしてます)
ヒョウモントカゲモドキも
昼間に起きて
太陽光で体を
あたためることもある
という
知られざる真実が
こんなところにあります
教科書に
書いてあることや
マニュアルのすべて
経験豊富な
熟達者が
必ずしも
正しいとは
限らない
こんなときに
思い出されるのが
「いろんな教義を
語る人がいるので
どれを信じればいいのか
わからない」
(現状の日本と
まったく一緒の状況ですね)
と困惑する
カーラーマの人々に
ブッダ(釈迦)が
説いたとされる
「カーラーマ経」と呼ばれる
10箇条の教えです
聞いたからとて信じることなかれ
語り継がれたこととて信じることなかれ
人々が噂をしていたからとて信じることなかれ
教本に引用されていたとて信じることなかれ
論理だけで信じることなかれ
推論だけで信じることなかれ
様相だけで信じることなかれ
自分の見方に一致するからとて信じることなかれ
説者が堪能とて信じることなかれ
師なりとて信じることなかれ
みなさん
最後に
おどろくべき文言が
記されていることに
お気づきでしょうか
そうなのです
ブッダは
「仏教」という
信仰組織の
トップに立ちながら
「わたし(ブッダ)のことさえも
信じてはいけない」
と
そう語っているのです
「信じること」を基軸として
成り立っている
宗教組織にありながら
そんなことを語る
宗教家が
かつて他にいたでしょうか
ぼくが
ブッダという
実在したのかも
定かでない人物に
ある種の信頼を
置けるようになった
きっかけの
決定的な理由のひとつに
このカーラーマ経があります
カーラーマ経において
徹底的なまでに
信じることの
有害な側面を
説いた
ブッダですが
では
果たして
すべての「信じる」は
否定されるべきもので
自らの
思念や観念から
完全に
駆逐されるべきもの
なのでしょうか?
明日は
その辺について
踏み込んでいきたいと思います
今日も
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コメント
連投 失礼します
フトアゴヒゲトカゲのたまき君のことでした。
ヒョウモンとつくなら、真ん中の子ですよねぇ。おバカでした。(^_^ ;)
2018/10/11 13:49 by 風子 URL 編集
風子さん
風子さん、真ん中がヒョウモントカゲモドキです!
そりゃそうですよね、左が○○で右が○○みたいに書かないと、
知らない方はわからないですよね汗
それと、とても素敵な記事を紹介してくださり、本当にありがとうございます。
それにしてもまさか、蛇の舌が嗅覚の役割を担っていたなんて。
聖書における蛇の考察の下りも、
とても興味深かったです。
命のバトンの動画は残念ながら削除されてしまっていましたが、
ぼくは本田さんの存在を知らなかったので、
そのことだけでも大きな収穫です。
とても魅力的な方ですね。
本田さんに比べればぼくの爬虫類愛など、
吹けば飛ぶようなものですが、
いつかご本人にお会いできる機会があれば、
訊きたいことが山のようにあります。
本庶佑さんのこと。
ぼくもニュースかなんかでインタビューを耳にして、
風子さんが教えてくださったようなことを本庶さんが話してるのを、
ぼくも耳にしていて、
その日は今日のような「疑うことの大切さ」をテーマにしたような記事に、
組み立てる予定まで考えていたのですが、
すっかり頭から抜け落ちてしまっていました。
年かなあ笑
それと、膝の件について、
丁寧に教えてくださって、
本当にありがとうございます。
膝の痛みの問題は腰にあるという、ぼくが考えてもいなかった視点からのご指摘は、
今まで相談した医療関係者の誰からも得られることがなかったものでした。
風子さんのブログでお礼を言うべきところでしたが、
あんまり何度もコメントするとしつこいかなと考え、
こころの中で感謝を述べておりました。
ぼくは文章の印象だけだと、
浮世離れしたひねくれ者に思われることが多いのですが、
実際にぼくに会った人は、
ほとんどの人が口をそろえて
「素直な人だね」と言います笑
長文失礼いたしました。
ほっぺにキスくらいなら、
うちの相方も許してくれるかもしれませんね^^
2018/10/09 23:42 by 友資 URL 編集
ペット君、お初です!
左端がヒョウモントカゲモドキ(しびっと君)なんですねぇ。爬虫類は苦手ですが、この子、愛嬌ありますね。
友資さんの考えかたは、絶滅危惧種繁殖のスペシャリスト、本田直也さんに似ています。
過去記事『命のバトン』http://max111873.blog.fc2.com/blog-entry-275.html
“信じることの有害な側面”を、知っておくことは成長のカギだと思います。
この度ノーベル賞受賞の本庶佑さん。
世界の二大科学誌に掲載されている論文の90%はウソ……信じないことだ、と。(笑)
そうやって論説を白紙にすることで、先入観を払拭して自らの研究に没頭するんでしょうね。
2018/10/09 16:14 by 風子 URL 編集